この花をＦｏｒ　ＹＯＵ　【紫式部】

紫式部：むらさきしきぶ。クマツヅラ科カリカルパ属ムラサキシキブ。
日本の山野に広く分布する落葉樹。高さ２〜３メートル。
香の良いピンク色の花をつけるが、あまり目立たない。
花後、直径３ミリほどの球形の果実をつける。
果実は熟すと美しい紫色になるが、まれに白色のものもある。

紫式部。源氏物語の作者の名前そのままとは、なんと雅な名前なのでしょう。
初夏に咲く淡いピンクの花はなんとも愛らしく、秋に色づく紫の実とはひと味違う良さがあります。
実を大人の女性にたとえるなら、少女の可憐さと言えば良いのでしょうか？色づいて初めて気づく・・・そんな奥ゆかしさも兼ね備えています。

小さな紫の実は小鳥たちも大好物で、皆先を争うようにして食べてゆきます。今時分では、残っている実の方が少ない位・・・・でも、それだけ多くの鳥たちに必要とされているのですね。

あなたもそうでしたね？
つらい戦いの日々でも、平和な日常の日々でも、帝国華撃団はあなたを必要としていたのです。
あなたが副指令だったからこそ、花組のみんなは安心して戦うことが出来ました。
あの日・・・あなたが天に還った時、小生は涙を禁じ得ませんでした。
どうか天空の彼方から花組のみんなを見守っていて下さい。いつまでも、そう、いつまでも・・・・。


帝国華撃団副指令、藤枝あやめ様。この花をあなたに捧げます。
「聡明」という、あなたにふさわしい花言葉をもつこの花を。

（この文章は　2002年11月23日に掲載されました）

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