レポート〜小説「巴里前夜」発売記念あかほりさとる氏プチトークショウ＆サイン会〜

小生が池袋入りしたのは９：００頃。そう、整理券配布の開始時間ジャスト！（爆）

「これでは一部は無理かなぁ」と思っていたのですが、頂いたのは一部の６０番代。
ラッキー！という気持ち半分、「あれれ？今回はそれほど（人数が）のびていないなぁ」という気持ち半分。
その後も周辺をうろうろしながら待っていたのですが、人数はさほどのびませんでした。
入場開始時間で８０人位でしょうか？

集まった来た皆様の９割以上が男性だったのも印象的でした。
サクラのイベントの場合、男女半々〜若干男性が多いというケースが多いですからねぇ（笑）

７階への入場は整理番号の順に１０人位づつ行われました。
番号が４０番代までなら椅子に座れましたが、それ以降の方は立ち見です。
小生は６０番代ですから、当然立ち見。
トーク開始時間までガマンガマンでありますです。

トーク開始のアナウンスは、いつもと同じ白船支配人でしたが・・・「外道な方」は来ていないので、そういう掛け声はかけないで下さいとの事でした。
外道Ｔシャツ作ったのは誰でしたっけ？（オイオイ）

あかほりさんは頭にハンチング帽、赤いＴシャツにオリーブグリーンのシャツを合わせて、足にはＧパン。
結構おしゃれです。
ですが・・・以前よりちょっとだけ横幅が増えたような印象を受けました。
あいかわらず失礼な奴ですねぇ、自分（苦笑）

最初にご本人からも「デブ」とか「外道」とは言わないで欲しいという要望がありました。
この後も繰り返し述べられていましたが、ここにいるのはあくまで「クリエイターあかほりさとる」なのだそうです。
広井王子さんの「頭の中にある物を形にする」のがお仕事なので、原作はあくまで広井王子さん。
だから広井さんなら言える事でも、あかほりさんが言えない事はいっぱいあるみたいでした。
大人の世界は、大変ですねぇ（合掌）

トークは白船支配人の質問に答える形で進められましたが、あかほりさんのコメントの長い事長い事（爆）
よって質問は一般的な３問しか消化されませんでしたです。
あかほり氏は質問の合い間にミネラルウォーターを口にされていましましたが、ほとんどずっとしゃべっりぱなしでした。
これはこれで大変ですねぇ。
最初は「ちょっと風邪気味かなぁ」のかすれ声でしたが、最後にはしわがれ声になっていらっしゃいましたです（合掌）

巴里前夜の執筆ですが、まだ一巻しか出ていないのにもかかわらず、順調とはいえなかったようです。
コクリコ編の時は一回休んだらそれがずるずると後を引いて・・・・結果、２年近くたってもお休み中。
グリシーヌ編以降をドリマガに連載しようというきっかけは、サクラフリークの多くがファミ通でも電撃でもなくドリマガから情報を得ているからとの事。
そこでドリマガで連載、（単行本は）富士見ファンタジア文庫というコラボレーションを思いつき、両方の担当者を呼んで「飲み会」をして決められたのだそうです。
ご存知の通りドリマガはソフトバンクから出版されていますから、ある意味夢のコラボですよねぇ。

でも金子さんという強力なブレインのおかげで、欧州戦争の細かい兵器設定などもばっちり！！
逆に金子さんの設定があまりにも細かすぎるので、「これじゃ（一部の）兵器マニアしか喜ばない」とダメ出しされた事もあったそうです。
連載を落としそうになった事もあり、一度などは「もうダメです」と頭を下げられましたが「代用原稿が用意されていない」からとすげなく断られ・・・仕方ないので必死でお書きになったようです。
ほぼ毎回のように「印刷機止めてます」発言には、会場からも苦笑が漏れていました。
一回休んだらそのままになりそうなので、今でも必死でお書きになっていらっしゃるとも（合掌）

あかほりさんは昔から筆が遅い方だと伺っていましたが・・・・予想以上ですねぇ。
これでは担当者は安眠できませんです。
確かに連載中の巴里前夜は、ドリマガの真中あたり＝後から入れやすい所ですねぇ。うんうん。

この細かい兵器設定から「大戦略」のような、人型蒸気兵器がいっぱい出てくるウォ−シュミレーションゲームの案が浮かび、現在実現に向けて動きつつある・・・という話もありましたです。
是非やりたい！という方は、セガを強力にプッシュ！して欲しいという事でした。
思わず知人で喜びそうな方の顔が浮かびましたです（笑）

あちこちで言われているように織姫＆レニの前夜が書けないのは、欧州星組の問題があるからだそうです。
まだメンバー全員が公表されていない欧州星組を抜きにしては語れないので、あかほりさん自身は「公式に（欧州星組）全員が揃うまでは」書いてはいけないだろうなぁ・・・と思われているのだそうです。
気になる欧州星組メンバーの最後の一人は、名前は決まっているのですがそれ以上はまだ発表出来ない様子。
ですから結論は「当分無理」。

又これも強調されていましたが、サクラ大戦のシナリオは王道路線。
「そう来るか！そう来ると思っていたよ」とユーザーに思わせるのが基本なので、セガＢＢＳとかでみんなで「シナリオのあてっこ」すると・・・大抵あたるそうです（爆）
ある意味「タイムボカン」のようにお約束（主人公はいつも正義で、悪は最後には大爆発して自転車をこぐ）を守り、笑いのエッセンスがあるのが基礎。

どうもこの笑いには、意外性（ミカサやリボルバーカノン）という言葉も含まれているようでした。
「（「４」で）本当に巴里からあんなに乗って来れると思う？死んじゃうよ」
ごもっとも。あの速度で日本にくるとなると加速度はもの凄いでしょうから十中八九、人なんか潰れちゃいますわなぇ。
（苦笑）

新しく来たスタッフや昔からのフリークほどみんなシリアス路線に走るので、あかほりさんが笑いのエッセンスを無理矢理いれていらっしゃる・・・みたいな事もおっしゃていました。
へぇへぇへぇ、２０へぇ位かなぁ（笑）

又、フリークをランク付けする事もしたくないそうです。
あかほりさんの中では、新しくサクラフリークになった方も、昔からのサクラフリークも皆同じ。
だからフリーク同士でランク付けするみたいな事もして欲しくないような口ぶりでした。
そうですか・・・私的にはこっそり「フリーク度をチェックする診断テスト」を作ろうと企んでいたのですが、やめた方が良さそうですねぇ。

また某所で話されたように、「おはようダンス」はある意味実話（笑）
脚本家の川崎ヒロユキさんの彼女が、（彼を）毎朝マラカスを振って起してくれたのがきっかけなのだそうです。
この女性はサクラのスタッフの中では「おはようダンスのモデル」として広く知れ渡っているそうです。
あかほりさんのお話では、どうも小柄で可愛らしい雰囲気の女性のようですねぇ（笑）

お気に入りのキャラはその時々で変わるので「今は＊＊」としか答えられないとか、少年マガジンで新しい連載が始まるという話もして下さいました。
小生は少年マガジンは買っていませんし、えっちぃのは苦手なので多分それは読まないと思いますが（オイオイ）

トークが終わりしばし休憩のあとサイン会が始まりましたが、フリークからの細かい質問にも丁寧に答えながらのサインなので・・・・その、亀の歩みでありますです。
嬉しい心遣いなのですが、お体も声も心配ですねぇ。

小生が順番がくるまで待っている間に、浪漫堂店内には第二部のサイン会中止のお知らせが張り出されていました。
ちょっと残念ですが・・・一部も百人集まらなかったようですし、仕方ないかもしれませんねぇ。あかほりさんも風邪気味みたいですし。

小生は本の「第一話　グリシーヌ」とかかれた頁の右にある白紙（裏は欧州の地図）にサインをして頂きました。
あまりにも声ががらがらでいらしたので、ついでにのど飴も（核爆発）

あかほりさんは小生がサクラカフェでオーダーしている時に、大きなエレベーターから帰ってゆかれました。

以上　長々と書き連ねましたが何かのネタになれば幸いです。

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